「三郷サンサンハウス」の成り立ち
〜 ごあいさつ 〜
初代理事長 上野 登志子
「子どもが巣立ったあとも、
この住み慣れた町で最後まで安心して暮らしたい」
との願いから、主婦達がNPO法人三郷サンサンハウスを設立しました。
昨年春には介護が必要になった時、一人で暮らせなくなった時入居できる高齢者の家「あかねの里」を建設し、自分達が住みたいと思える家を目指し、ボランティアの方々と職員一同力を合わせて取り組んでいます。
この住み慣れた町で最後まで安心して暮らしたい」
との願いから、主婦達がNPO法人三郷サンサンハウスを設立しました。
昨年春には介護が必要になった時、一人で暮らせなくなった時入居できる高齢者の家「あかねの里」を建設し、自分達が住みたいと思える家を目指し、ボランティアの方々と職員一同力を合わせて取り組んでいます。
清閑な住宅地での「あかねの里」建設に ご理解とご協力をいただいた地域の皆様に、困った時の駆け込み寺としての役割を果たしたいと思っています。
「住み慣れた町で安心して暮らし続けるために」
主婦達がつくった「三郷サンサンハウス」
1991年「安心して老いるために」の岩波ドキュメント映画を観て、「サンサン会」誕生
(サンサン会は三郷町(サンごうちょう)で燦燦(サンサン)と輝く老後をの願いで命名)
- 老後を支え合える仲間づくりを目的とした「サンサン会」では、おしゃべり会・ミニ旅行・施設見学・老人ホームへのボランティア活動・年に1度高齢者が暮しやすい環境づくりの要望を町に提出(毎回、建設中の町営住宅の1階部分をケア付き住宅にしてほしいとの要望)して来ました。
- 10年経た頃、ケア付き住宅の建設の要望に対して、「町としては出来ないが民間でするなら支援します」との回答に後押しされ、自分達で「高齢者が気楽に集まれる居場所がつくれないか」「会員は50〜70代、今なら何とかみんなで頑張れるのでは」と検討をはじめました。
- 若いころから一番苦労をされてきたと思える最高齢の会員さんから土地代金を寄付したいという申出に勇気をえて、みんなで取り組むことを決断しました。
「住み慣れたところで最後まで安心して暮らせるまちづくり」をミッション(社会的使命)にした特定非営利活動法人(NPO法人)「三郷サンサンハウス」を設立
賛同者や関心のある者が集まり、「どこに」「何を」つくるか、「名称は」「資金は」「運営は」など検討
『どこに』 | …住み慣れた地域で(住宅地内で) |
『何を』 | …介護保険制度を利用しても一人で暮せなくなった時の「介護つき高齢者住宅」 |
『名称は』 | …「三郷サンサンハウス」や「あかねの里」 (20以上の候補名の中からみんなで決めました) |
『資金は』 | …NPO法人の社員から建設協力債(1口10万円)を募る |
『運営は』 | …入居者の負担を出来るだけ軽くするための仕組みづくり |
- @ 1階のデイサービスは、当初の「高齢者が誰でも集まれるデイサービス」を変更し、「介護保険のデイサービス」で経営基盤を固める。
- A 居宅介護支援事業所やヘルパーステーションの支援で介護保険利用外の時間帯にも介助者を配置し、24時間365日の安心を。
- B トイレ・洗面場のある個室と共同のリビングで会話や食事を楽しみ「自立・尊厳・共同」を大切にした暮らしを。
寄付金や建設協力債で1億の資金…用地購入・あかねの里建設・設備運転資金に
あかねの里の備品は家具から皿にいたるまで頂き物。
足りないものはサークルショップで購入。
設立当初から今日に至るまで、地域の沢山の方の支援で活動でき、成長してきました。
最初は、50代、60代の職員が中心でしたが、若い人の入職で大きく成長しています
法人の経営理念を上記のミッションを第1に3つの理念にまとめました。
- @ 三郷町及びその周辺の高齢者など支援を必要とする人々に、柔軟で幅広い支援を行い、地域を支える拠点としての役割を担います。
- A すべての人々に対し自立・尊厳・共同を大切に、信頼関係を築き、自ら考え行動する自主的職員として成長します。利用者や地域の人々から信頼される事業所・職員として成長します。
- B 共生の地域・社会環境、安心・安全・平等・平和な未来社会や環境づくりの一端を担います。